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国も法制化に向け動き出した「ヤングケアラー」の問題。家族のケアを担う若者達が〈夢〉や〈未来〉を諦めないで良い社会を作るためにはどうしたらいいのか、ヤングケアラーの歩き方」の著書の大庭美代子さんと一緒に考えます。
自分もヤングケアラーなのかなと感じているみなさんもぜひ「困り事」を聴かせてください。頼れる大人は必ずいます。一緒に〈今〉できることを考えましょう。

スペシャルゲスト

大庭美代子さん
母子支援活動家

【プロフィール】
ヤングケアラー元当事者。居場所作りプロジェクト任意団体あゆみYELL代表。
熊本大学教育学部卒業後、正社員としてIT企業で勤務。30代で第一子を出産し、産後鬱を経験する。 
自身の経験から、母やこれから母となる女性に専門家として寄り添いエンパワメントしたいとの想いで一念発起。熊本大学医学部保健学科に再入学し、40代で助産師・保健師・看護師の国家資格を取得。
現在、認定NPO法人ピッコラーレで、非常勤職員として妊娠葛藤相談業務に従事する傍らクリニックでの育児相談業務や育児講座・性教育講演会などの講演も多数。
母子支援活動家としての活動は多岐に渡る。
2022年7月『ヤングケアラーの歩き方(風鳴舎)』を出版。

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総合司会

町 亞聖さん
フリーアナウンサー
元ヤングケアラー

高校3年の時に母が倒れ車椅子生活になり私はヤングケアラーになりました。またそれ以前から父親がお酒を飲んで暴れるという問題も抱えていて、逃げ出したくでも逃げ出せず「選択肢がない」という状況でした。
そんな私に必要なタイミングで手を差し伸べてくれたのは、奨学金の制度を教えてくれた担任の先生、医療費の相談に乗ってくれたソーシャルワーカーさんでした。もしこの2つの支援がなければ私の人生ももっと過酷なものになっていたかもしれません。
親を頼れないならば周囲にいる大人を頼って良いんだということ、そしてどんな家庭環境の下に生まれても自分自身の人生を諦めなくて良いということを子供達に伝えたいと活動をしています。子供達が夢や希望を持って自立して歩んで行ける社会を一緒に創っていきませんか。

【プロフィール】
小学生の頃からアナウンサーに憧れ1995年に日本テレビにアナウンサーとして入社。その後、活躍の場を報道局に移し、報道キャスター、厚生労働省担当記者としてがん医療、医療事故、難病などの医療問題や介護問題などを取材。“生涯現役アナウンサー”でいるために2011年にフリーに転身。脳障害のため車椅子の生活を送っていた母と過ごした10年の日々、そして母と父をがんで亡くした経験をまとめた著書「十年介護」を小学館文庫から出版。医療と介護を生涯のテーマに取材、啓発活動を続ける。直近では念願だった東京2020パラリンピックを取材。元ヤングケアラー。 (町 亞聖公式ブログ→http://ameblo.jp/machi-asei/

登壇者

齊藤 隆之さん
彰栄保育福祉専門学校保育科専任講師
行政書士

1995年、厚生省(現・厚生労働省)入省。福祉関係職種養成施設の指導監督、医療観察制度の運営、地域包括ケアシステムの推進など、主に医療・福祉分野の業務を担当。 2021年退職。現在は幼稚園教諭と保育士を養成する彰栄保育福祉専門学校で「保育原理」「社会福祉」「社会的養護」等の科目を担当する傍ら、行政書士としても活動。

プログラム

13:00

開会

13:05

ヤングケアラーとは・行政の取り組みについて
齊藤隆之さん

13:25

ヤングケアラーに光を〜十八歳からの十年介護〜
町亞聖さん

13:45

子ども達が希望を持てる社会に〜ヤングケアラーの体験から〜
大庭美代子さん

14:30

トークセッション
大庭美代子さん×町亞聖さん

15:00

交流会・質疑応答

15:30

閉会

申し込み

日時2024年2月18日(日)13:00〜15:30
会場StudioものがたりTOKYO
東京都東久留米市本町1-3-20 ヤマサビル2F
参加費無料
申込方法下記申込みフォームよりお申し込み下さい
定員会場    25名(関係者限定)
オンライン 50名(一般参加zoomウェビナー)